竹林の七賢人

ちくりんしちけん


中国は晋の時代、世を嫌う七人が隠棲し清談にふけったという故事があり、これを絵画的にしたものが竹林七賢の画題です。

 目まぐるしく動く社会情勢の変転や権力者への阿諛追従を嫌い、儒教を基本とした道徳と礼節を重んじる世間を疎んじて、老荘思想に根付く無為の生活を送ったとされています。

円山応挙 「竹林七賢図」 重要文化財 (金刀比羅宮表書院 七賢の間)

                      ~撮影 古川幹夫氏