橋本海関
はしもとかいかん 1852~1935
【作者略歴】
文人、儒学者。兵庫県生。名は子六。
嘉永五年、明石藩士の家に生まれる。父方は剣術師範、母方は儒家の系統という出自もあり、文武に励んで藩校敬義館や維新後は兵庫県師範学校の教師を歴任。のち神戸に住し、清国はじめ諸外国の人物と交流。
加古川を経て明石に居を定めた晩年は、貴重な郷土資料である「明石名勝古事談」など多数の著作を記す。昭和10年歿、84歳。
現代では息子の関雪のほうが有名であるが、当時は海外にも知られるほどの名士であった海関は書画にも深い味わいのある作品が多く、播州一円の旧家に多く遺されている。
展覧会チラシ(明石市立文化博物館)
扁額(NO1、NO2ともに個人蔵)